「犯罪被害者支援の日」第1回中央大会

大会プログラム(別ウィンドウで開きます)
犯罪被害者支援の新たな展開を図るため、全国被害者支援ネットワークでは活動の原点を振り返り、12年前の「犯罪被害給付制度発足10周年記念シンポジウム」の開催日10月3日を「犯罪被害者支援の日」と制定し、本年、加盟各組織により全国一斉に被害者支援キャンペーン活動を展開いたしました。シンポジウムの開催、24時間電話相談、街頭活動等、組織により様々な活動が展開されました。東京では9月21日、22日に(社)被害者支援都民センター主催により東京駅でキャンペーンを行うとともに、10月3日(金)、全国被害者支援ネットワーク主催、日本財団共催で、東京都千代田区神田駿河台の「日本大学カザルスホール」にて、「犯罪被害者支援の日」制定記念・中央大会を開催いたしました。14団体の自助グループに参画していただき、準備委員会をつくり、みなさんの意見をお聞きしながら大会の準備をすすめました。当日は280名の方々にお越しいただき、ホール内で記念大会を開催するとともに、エントランスホールには同14団体のみなさんによる展示パネルブースを設置。多くの方々に見ていただき、また、マスメディアにも随分、取り上げていただきました。
広島犯罪被害者・心の支援センター事務局長の山下孝子氏の総合司会により午後3時から開会し、山上皓会長の開会の辞によりプログラムが始まりました。山上会長は、電話相談から始まった当ネットワーク加盟組織の支援活動であるが、事件発生後早期の段階での被害者・ご遺族の方々への支援提供も可能になるよう努力していくことの必要性に加え、私たちの活動の原点である被害者の声に応えることのできる社会を実現することが、この国の明日を開くことにつながる事等、語りました。続いて、岡村勲氏(全国犯罪被害者の会代表幹事)より本大会開催にあたってのご祝辞をいただくとともに、被害者・遺族は精神的、経済的に極めて孤立しており周囲の方の暖かい支援を必要としていること、あすの会の活動として、犯罪被害者の権利確立(犯罪被害者のための刑事司法、訴訟参加、附帯私訴)に向けて、40万人の署名を集め、小泉首相に提出した事、また、今後本日のような会が毎年行われ、いろいろな行事が行われていくことにより、支援の輪が広がるように期待するとのお言葉をいただきました。
シンポジウムの模様を動画にてご紹介しています |
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| 山下孝子氏 |
山上 皓氏
(6分00秒 10.0MB) |
岡村 勲氏
(4分19秒 7.2MB) |
國松孝次氏
(6分37秒 11.0MB) |
大久保恵美子氏 |
國松孝次氏((財)犯罪被害救援基金常務理事・全国被害者支援ネットワーク特別顧問)のご挨拶では、警察庁長官ご在任であった頃の(1996年に、犯罪被害者対策要綱が警察により策定)被害者支援のお話をしていただくとともに、支援の輪の広がりのためには警察ばかりではなく多くの人々の参加が大切であり、民間組織と14団体の自助グループの方々と一緒になって本大会を開催した意味の深さと、また、国民運動である被害者支援に必要なものとして、システムづくりとそのシステムに参加する人の熱意を挙げられ、支援活動の発展のためにはこの2つがかみ合っていかなくてはならない事、等のお言葉をいただきました。
森田文憲氏(日本財団常務理事)のご挨拶では財団の被害者支援に対するこれまでの歴史と理解、および今後についての支援のご方針に関してお言葉をいただきました。
次いで、「犯罪被害給付制度発足10周年記念シンポジウム」に会場から支援の必要性を訴えられた大久保恵美子氏((社)被害者支援都民センター事務局長)から自らのご体験を含めた被害者支援の軌跡および(社)被害者支援都民センターによる活動の紹介をされ、基本法の制定の必要性を述べるとともに、警察、弁護士会、法務省、看護協会、矯正協会、メディアなど多方面にわたる社会全体が被害者支援に対して関わり始め、社会全体の大きなうねりを感じるとのご講演をいただきました。
その後、20分にわたり、全国被害者支援ネットワーク事務局長野田美和氏のナレーションにより被害者支援の歴史、ネットワーク加盟組織、被害者の自助グループの活動等をご紹介いたしました。
続いて、「犯罪被害者の声」として参画団体の自助グループのうち7団体よりご発言を1時間にわたり行っていただきました。 その後、参画団体と事務局が中心となり作成した「犯罪被害者支援策の充実を目指す要望書」を冨田信穂氏(全国被害者支援ネットワーク副会長)よりご説明いただき、その後、コンサート(パイプオルガンとメゾソプラノ歌手による競演)、蔭山英順氏(全国被害者支援ネットワーク副会長)の閉会の辞の後、会場の皆さまによる献花を行いました。
この献花は、これまで苦難の道を歩まれた犯罪被害に連なる全ての先人たちを悼んで、企画されました。全国加盟組織の方々から寄せられた折り鶴をエントランスホールにディスプレイさせていただき、この献花時に、NPO法人大阪被害者支援アドボカシーセンター理事長堀河昌子、事務局長楠本節子両氏に献花台に運んでいただきました。
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森田文憲氏
(4分3秒 6.8MB) |
冨田信穂氏 |
瓜生めぐみ氏 |
マリーンヤング氏 |
蔭山英順氏 |

プログラム外のことではありましたが、NOVA(全米被害者援助機構)の代表マリーン・ヤング氏が参席くださりました。ヤング氏は前日10月2日に開催されました「常磐大学国際被害者学研究所」開設記念シンポジウムにパネリストとして出席のためご来日され、お忙しい中を駆けつけてくださりました。演奏会の後、壇上にあがられお言葉をいただきました。(1)歌とパイプオルガンの演奏に対して、美しい音楽は人の怒り、悲しみ、痛みを和らげてくれること、また我が国の10年余の被害者支援の活動も同様に意義があること、(2)何もないところから出発している被害者の権利の必要性、被害者支援サービスは、現在のみならず、私たちの子ども、孫までも続いていかねばならい事、(3)どの県においても適切なサービスが提供されるべきであること、どの警察署、検察庁でも被害者に対する理解がされ、さらには教育機関、医療機関等教育がなされていくよう、今後も「夢をもち続けましょう」と力強く語られました。突然のことながら、(社)被害者支援都民センターに研修で来ておられる瓜生めぐみ検事に通訳をお願いし、会場の皆さん全員がヤング氏のお言葉を全て心にとどめることができました。

また、大会終了後、参画団体、支援者100名余の方々にご参列いただき、カザルスホールよりお茶の水の駅周辺をペンライトとそれぞれの被害者・ご遺族の方々の声を記したゼッケン・パネルをかざし、街頭行進を行いました。
 

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